宿泊:MERRY V.GUEST HOUSE
バンコク3日目、3軒目の宿に移った日から私の体調は急変した。お昼に食べた屋台の焼き鳥が原因かもしれない、疲れがたまっていたというのもあっただろう。9月2日の夕方から3日の朝までトイレとベッドを何十往復もしてほとんど寝れないまま朝を迎えた。
まだ熱はある感じだったがお腹は空っぽになったので、トイレからは解放された。宿の朝ご飯の中で唯一食べれそうだったコーンフレークを無理無理食べながらふと横を見ると、日本語のガイドブックを読んでいる女の子がいた。チェックインの時名簿を見てこの宿の日本人は私ともう一人しかいないことは知っていたので、嬉しくなってヘロヘロの状態ながら声をかけてみた。(多分)ガイドブックに載っておらず、カオサン通りから少し離れたこの宿で偶然出会ったということで親近感が沸き、思わぬ共通点もあったりして話しは盛り上がった(と思う)。
本当はずっと部屋で寝てるつもりだったが、彼女(Mさん)がバンコクで有名なワット・ポー(菩提の寺)に行くというのでもしかしたら無理した方が治りも早いかもと思い一緒に行くことにした。
宿の掃除をするお母さんに毎日付いてきた男の子。いつも仕事が終わるまで階段でおもちゃを広げて遊んでいた
ワット・ポーまでは船で行った。バンコクでは船は公共の移動手段なのだ。
出迎えてくれた全長46メートル、高さ15メートルの涅槃仏!
ワット・ポーはとても広くもっといろいろあるのだが、私の体力はこの涅槃仏を見た所で尽きてしまった。ホテルから寺まで結構迷ったし、船に乗って行ったりしたので本当は見る前に尽きていた。Mさんはもっと見たかったかもしれない。悪い事したな。
残念ながらMさんは次の日が出発だった。私が旅で出会う人は全員翌日出発する。
一緒にいるときは無理出来たが一人になると何もやる気が起きなくなった。3軒目の宿は廊下や隣の部屋の声が夜中まで聞こえる環境だったので、その日のうちに4軒目を探して移動した。
宿泊:BAAN SABAI
この日から一枚も写真を撮らず、ひたすら体に良さそうなものを食べて、薬を飲んで、昼は街を歩き、夜は部屋で本を読む毎日を繰り返し何とか1週間で完全に回復することが出来た。写真がないと記憶が曖昧で、この間の具体的な行動は何一つ思い出せない。
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